キャッシングとは何なのか
キャッシング(Cashing)は直訳で
「cash(現金)」+「ing」=「現金をすること」と訳せます。
あまりにも直訳なのでもう少し日本語に則すと、「換金/現金化」となります。
しかし一般的にキャッシングというと消費者金融などがCMで言っている
「借金をして現金を借りる」
この意味で理解している方が多いのではないでしょうか。
借金…と聞くとどうしても身構えてしまいます。そういった文脈で、キャッシングに良い印象を持っている方は少ないでしょう。
キャッシングは確かに借金です。計画性のないキャッシングは私も全くお勧めしません。絶対してはいけません。
ただ、使うタイミングさえ間違えなければ、キャッシングはあなたの生活の助けにもなります。
この記事ではキャッシングは本当にただ悪なのか、うまく使える場合とはどんな時なのかを考えていきたいと思います。
キャッシングはカード会社からの借金
キャッシング枠内でクレカ会社からお金が借りられる
まず初めに明確にしておかなければいけないことがあります。
キャッシングは借金だということです。
クレジットカード会社から現金を一時的に借りる明らかな借金です。
(消費者金融から借りるキャッシングもありますが、この記事ではクレジットカードのキャッシングに絞って進めていきます)
クレジットカードを作る際にと「キャッシング枠」が設定されます。
その枠の中でお金を借りることができるのです。
通常数万円~数十万円程度の枠が設定されます。
借金なので当然金利もかかる
この世界に大切なお金をタダで貸してくれる人はいません。
もしいたら、それはあなたの親か詐欺師のどちらかです。
当然借りたお金に対して利子を載せて返さなければいけません。
一般的にキャッシングの年利は15%~18%程度です。
「え、じゃあ10万円借りたら1.8万円ものせて返さなきゃいけないの?」
そう考えた方、半分正解です。
上記の図は年利ですので、1年間借りっぱなしで返した場合の利率となっています。
この利率は借りてから返すまでの日数で以下のように変化します。
年利18%で10万円借りた場合の金利
借りた期間 | 借りた日数 | 利子総額 | 実質金利 |
1年 | 365日 | ¥18,000 | 18.00% |
6ヶ月 | 180日 | ¥8,877 | 8.88% |
4ヶ月 | 120日 | ¥5,918 | 5.92% |
3ヶ月 | 90日 | ¥4,438 | 4.44% |
2ヶ月 | 60日 | ¥2,959 | 2.96% |
1ヶ月 | 30日 | ¥1,479 | 1.48% |
年利18%でも、借りてから30日後に返せば、金利は1.48%で済むのです。
このように、返すまでの期間が短ければ短いほど金利は安くなっていきます。
どういうときであればキャッシングは使っていいのか
緊急にまとまったお金が必要×次月に返すめどが立っている場合
どんなに少ない金利であろうと、できれば余計な金額は払いたくないものです。
そこでキャッシングをしていい場合がどんな場合か考えてみましょう。
1つは、緊急でまとまったお金が必要な時です。
例えば賃貸の更新日。
病気になって一時的に高額な受診料を払わなければいけなくなった時。
友人の結婚式でご祝儀を払わなければいけない時。
まとまったお金が必要な時というのは、予期せぬタイミングでやってきます。
こういったときにキャッシングというのが選択肢に入ってきます。
そしてそのお金は、次月にちゃんと返せるめどが立っている状態で借りてください。
キャッシングは借りてる期間が長ければ長いほど金利が多くかかってきます。
1ヶ月で返して1.48%の金利で済めば、利子はそこまで大きな金額になりません。
例えばご祝儀3万円を年利18%のキャッシングで借りるとします。
30日後に返せば444円の利子で済むのです。
次月に444円余計に返すだけで親友の結婚式に行ける。
これはとても良いキャッシングの使い方だといえます。
キャッシングの良い使い方は「緊急で必要な分だけ」×「すぐに返せるめどが立っている分だけ借」りるという形です。
海外でATMから現地通貨を引き出す場合
もう一つ、キャッシングを積極的に使ったほうがいいタイミングがありま
海外旅行時の現地でのキャッシングです。
実は皆さんが手元にお持ちのクレジットカードで、海外のATMから現地通貨を引き出すことができます。
このメリットはかなり大きく、現地で大きな額の現金を持つ必要がなくなるのです。
カード決済が多い海外でも、現金が必要なタイミングがあります。
例えば個人商店のお店が現金払いだけの時。
レストランで地ぷを払うタイミング。
その時々で都合よく持っている日本円を両替できるとは限りません。
なにより両替用にと10万円20万円と大きな現金を持ち歩くのは、大きなリスクです。
(盗難リスクはもちろん、強盗に襲われるリスクも高くなります)
キャッシングを使えば必要な分だけ、現地のATMからお金を引き出すことができます。
例えば楽天カードの場合、日本でお金を借りる場合と同じく年率18%に、ATM利用料を払うだけで海外キャッシングが可能です。
海外キャッシングをする場合、ATM手数料(110円または220円)とお利息が発生いたします。
ほとんど日本にいるときと同じ条件で海外通貨が必要な分だけ手に入るわけですから、これは本当に便利です。
海外旅行時にはぜひ積極的に現地キャッシングを使うようにしましょう
リボ払いでの返済は絶対にNG
うまく使えば非常に便利なキャッシングですが、返済するときにリボ払いを選択するのは絶対にやめましょう。
リボ払いがいかに良くないかはこちらの記事で書いています。
リボ払い・分割払いって何?学生が知っておくべき支払い方法とリスク
カード会社は隙あらばリボ払いを挟んでこようとします。
しかしキャッシングの返済は絶対にリボ払いにしてはいけません。
キャッシングは短い期間で返しきるからこそ、低い金利でその恩恵を最大限にうけることができます。
リボ払いはできる限り返済の期間を長引かせる設計になっていあmす。
間違いなく余計な金利を払うことになるでしょう。
何度でも言いますが、リボ払いでの返済は絶対にNGです。
キャッシングはうまく使えばとても便利
キャッシングはまごうことなく借金です。
ただ、ちゃんとその仕組みを理解して有効に使えば非常に便利なシステムでもあります。
とにかく気を付けるのは以下の3つです
- 必要な金額だけ借りる
- すぐに返せる金額だけ借りる
- リボ払いは絶対にNG
クレジットカードをうまく使って、ぜひ楽しい大学生活を送りましょう。
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